医学部予備校の寮に入るメリット
医学部予備校へと通うと決めたら、次は通学か、それとも寮へと入るかを決めることになるでしょう。
医学部予備校の中には、自前で寮を持っていたり、あるいは近くの寮と提携し受験生が常に利用できる状態になっているところがあります。
寮に入ることで得られるメリットは決して小さくはありません。合格へと少しでも近づきたければ、入寮を検討する価値が出てくるはずです。
勉強により集中できる
なぜ寮に入るのか、それは勉強に集中することができるためです。これが何よりのメリットであることは間違いないでしょう。
医学部予備校の寮へと入ることで、受験勉強に必要のないものをできる限り遠ざけることが可能です。
ゲームや漫画といった娯楽はもちろん、友達や家族とも一定の距離を置き、遊びたいという気持ちを遠ざけることができるでしょう。
寮長さんや寮母さんのいる寮では、食事の心配をする必要もありません。
毎日朝晩と栄養のバランスが考えられた食事を提供してくれる寮もあるため、一人暮らしと比べても体調管理を徹底することができ、家事の負担を大幅に削減することもできます。
勉強するためのデスクも用意され、必要な教材を即座に手に入れやすい点もメリットです。
朝起きた段階で、「勉強するためにここにいる」という意識も持つことができるでしょう。自宅の自分の部屋とは違い、スイッチの切り替えやモチベーションの維持にも寮は役立つのです。
遅刻の心配がない
寮のある医学部予備校は、講師に授業が受けられる校舎と寮が隣接している、あるいは歩いてすぐの距離にあるところが多くなっています。
つまり、自分の寝起きする部屋から時間をかけずに校舎や教室へと行くことができるのです。
これにより、遅刻の心配はほぼなくなるでしょう。寝坊してしまえば遅刻してしまいますが、電車の運休や遅延、道路の渋滞などは一切気にする必要がなくなるわけです。
そもそも電車など公共交通機関を利用して予備校へと通う場合、この行為自体がストレスになることも少なくありません。
満員電車もストレスですし、暑い夏や寒い冬、台風や花粉、雨の多い時期などは、外に出るだけで大変な思いをする人もいるでしょう。
寮と校舎の距離が近いというだけで、こうしたストレスや大変な思いをほぼなくすことができるのです。
体調管理があまり得意ではない人こそ、医学部予備校の寮へと入るメリットが感じられるのではないでしょうか。
同じ目標を持つ仲間ができる
医学部予備校へと通うと、医学部への入学という同じ目標を持つ仲間と出会えます。
通いの場合でもこうした仲間たちとはたくさん出会えるのですが、寮へと入ることで仲間たちとの距離も縮まり、より密な関係を築くことができるでしょう。
わからないところがあれば仲間同士で質問し合うこともできます。「隣の部屋のあいつはこんな時間まで勉強か」と、焦りにも似た気合いを入れることもできるはずです。
こうした気持ちはモチベーションや意欲へと繋がり、勉強することの励みになるに違いありません。サボり癖も減り、より集中して学習する習慣を身につけることもできます。
心が折れそうになった時、仲間の存在が助けになることもあるでしょう。ライバルであり良き仲間である同志が近くにいることで得られる効果はとてつもなく大きいのです。
このメリットは実際に寮へと入ってみなければ体感できません。
そのため今の段階では実感が湧きにくいかもしれませんが、とても大きなメリットとなるので、意識しつつ入寮を検討してみましょう。